介護現場で必要な日本語教育法はワセダバンドスケール方式がベストか?
この2年間、在日フィリピン人介護職たちに日本語を指導してきました。
指導方法は一般の市販のテキストを使った、介護の日本語ベーシックコース、介護の日本語アドバンスコース、それに今年度は日本語JLPT N3コース。現職在日フィリピン介護職たちを対象にした無料講座でした。会話がそれなに上手な彼らに対して、主に漢字の習得に時間を割いたものです。
2019年の外国人介護職向け介護の日本語講座の検討
2019年からの新コースでさらなる改良を検討するにあたり、出会ったのはワセダバンドスケール(介護版)という新しい教育法の指導本。
介護現場で必要な日本語学習が、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4分野に分けられています。それぞれレベルを8段階設けた能力判定基準が設けられ、一人ひとりのレベルに対応した学習方法で、実際の介護現場で必要とする日本語コミュニケーション能力を習得できるように、その指導方法が説明されています。
EPA・介護技能実習生に役立つ介護の日本語指導方法
EPA介護福祉士候補者だけでなく、これから日本語能力N4レベルで入ってくる外国人技能実習生たちも、なんとか「読む」分野を現地で勉強してきます。しかし、母国で習得した日本語は、現場で必要なコミュニケーションや申し送り、記録といった情報共有に必要な日本語とは程遠いものでしょう。その彼ら介護技能実習生たちが、現場で貢献でき、さらに将来、彼らの希望する道も選べるように、早く必要な日本語を身につけられるように支援したいと思います。
まずは、川崎市国際介護人材サポートセンターで行われる日本語コースでこのワセダバンドスケール方式を試してみます。実証実験でもあります。
代表理事 井上文二
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